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「いと」が紡ぐ(つむぐ)縁

2週間程前から介護ヘルパーさんの入る回数が増えた。

その介護ヘルパーさん達は、なんと4か所の別々の会社から派遣されてくる。

今後進行していき人工呼吸器をつけた時に、24時間の介護を確保するためのケアマネさんの作戦だ。

先週、その介護ステーションのひとつ「K」のセンター長S氏が、夕方入る予定だったヘルパーさんと一緒に突然家にやって来た。

元コンピューター関係のお仕事をされていたということで、関連会社の介護ステーションの仕事を担当してまだ2年だという。

とてもスマートで笑顔が素敵な男性だ。

S氏   「突然で失礼かと思いましたが、ご挨拶に伺いました。」

わたし 「わざわざ来ていただいて、すみません・・・。」

(ちょっと待てよ・・・、そんなお偉いさんがわざわざ利用者の家に名刺を持って訪問するなんてちょっとおかしいよね・・・。)

頭の中が「?????」になっているわたしに彼が一言。

S氏   「いやー、実は可愛いワンちゃんがいるって聞いたもので、事業所の皆に内緒で会いにきちゃいましたーーー(*^_^*)」

そういうことか・・・。

S氏   「あのー、お散歩にいってもいいですか?」

わたし 「もちろん!よろしくお願いします(=^・^=)」

と、ちゃっかりお願いしてしまった。

「いと」とメロディーはもちろん大喜び。

お散歩から帰ってきた彼の顔は、ワンコ達以上にとっても輝いていて、まるで少年のようにはしゃいでいて幸せそうだった。

お散歩をお願いしてしまって「申し訳なかったかな~」と思ってちょっと恐縮していたのに、わたし(というより、「いと」とメロディー)が、何か良いことをしたみたいな気分になった。

話しを聞いてみると、少し前に飼っていたゴールデンの男の子を病気で亡くしたばかりだったそうで、メロディーと「いと」のことをヘルパーさんから聞いたとたん、会いたくていてもたってもいられなくなってしまったそうだ。

S氏   「これからも時々会いに来てお散歩してもいいですか?」

お散歩して欲しかったのはわたしの方だったのに、またしても「お願い」されてしまった・・・。

そして、今日また本当に来てくれた。

ヘルパーさんの話しだと、朝のミーティングで「今日はタケコさんの家にいきます。」と言ったら、ミーティングの後にそっと寄ってきて、「僕も後から行っていいかな~?他の人には内緒にしておいてね。」と言われたそうだ。

夕方になるにつれて「ソワソワ」し出したS氏は、本当にまるで少年の様だったそう・・・。

犬にしてあげてるつもりのお散歩に、実は人間が癒されているんだと実感した。

そして、そんな少年の様な心を持っている素敵な人と出会えたわたしも、また癒された。

なんて幸せな「縁」なんだろう・・・。

こんな素晴らしい「縁」を紡いでくれた「いと」とメロディーに、感謝の気持ちでいっぱいになった。

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コメント

[C17]

「いと」ちゃんを見ていると、タケコさんの気持ちの介助犬になってくれているような気がします。

私は介助犬を希望していますが、もし願いがかなっても、あと1年先にようやく合同訓練に入れるという状態です。それまでに自分の身体がどうなっているのか全く分らず、結局は願いがかなわないかもしれません。

介助犬はダメでも、無条件に愛せる犬・愛してもらえる犬たちと暮らしてみたいです。
  • 2010-12-15 18:28
  • とよこ
  • URL
  • 編集

[C18] To とよこさん


とよこさんのおっしゃる通り、「いと」(とメロディー)は私の心の介助犬で、大切な人生のパートナーです。

私の場合ALSでしかも進行が早いので、障害はどんどん進んで変わってしまい、実際に訓練を受けた介助犬を使用することは難しいと思います。

ただ、その「介助」とは物を拾ったりドアを開けたり・・・そういう「実務」に関してのことで、実際に障害者になってみると「心の介助」が一番重要なことだと感じました。

その「心の介助」には、どこの誰よりも「犬」が一番優秀だと思います。

犬がいつも傍にいてくれることは本当に心強いし、自分が2倍にも3倍にも強く明るくなれます。

もしもとよこさんが犬を飼える環境にあって、お散歩や世話など周りの人達の理解と協力が得られるなら、是非パートナーとしての犬と暮らしていただきたいと思います。

もし気が向いたら、直接メールくださいね。







> 「いと」ちゃんを見ていると、タケコさんの気持ちの介助犬になってくれているような気がします。
>
> 私は介助犬を希望していますが、もし願いがかなっても、あと1年先にようやく合同訓練に入れるという状態です。それまでに自分の身体がどうなっているのか全く分らず、結局は願いがかなわないかもしれません。
>
> 介助犬はダメでも、無条件に愛せる犬・愛してもらえる犬たちと暮らしてみたいです。

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Author:takekos1
はじめまして、takekos1(タケコ)です。
四年前までフリーランス・インテリアコーディネーターとして仕事をし、小学校3年生の男の子の母親で、育児&家事に追われる普通の42歳の主婦でした。
突然のALS発病で大好きだった仕事を失くしたけど、どんな時でも笑顔だけは忘れず残された日々を楽しみながら生きていたら、突然進行が止まりました。
そして、今新たな幸せな人生を歩み始めています。
難病だって身体が動かなくなったって、生きていればきっと幸せは見つけられるって信じてます。
病気についての詳しいことは、下記のブログで書いています。
http://plaza.rakuten.co.jp/takekos1/

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