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準備-声の録音

ALSの可能性を知らされてから、この病気についてたくさん調べてみた。

「身体の筋肉が少しずつ動かなくなる病気」

ということは、いつか「呼吸筋」までが侵されるらしい。

気管切開 → 人工呼吸器となれば、声が出せなくなる。

気管切開しても呼吸器を付けても声を出せる装置があると後から知ったけど、喋る筋肉が侵されれば最終的には話せなくなる。

その事実を知った瞬間、初めて頭の中が「真っ白」になった。

告知を受けた瞬間よりも「話せなくなる」方が、私にとって一番ショックだった。

子供の頃はかなり無口だった私だけど、大人になってインテリアコーディネーターとしてのキャリアを積んでいく中で培った「トーク」には自分でもかなりの自信を持っていたし、内装の打ち合せ後にお客様から「お話しができて本当に楽しかった」とメールや電話をいただくと、辛い時もあるけど本当にこの仕事をやっていて良かったと思えた。

声もちょっと変わった声で自分ではあまり好きじゃないけど、何故か「声が好きだ」と言ってくれる人達が周りにたくさんいる。

「話せない = 私じゃない」と思ってしまうくらい、とても重要なこと。

それを失くしてしまうなんて・・・。

ALSの可能性を聞いてからはちょっと迷ったりしてたけど、「やっぱり諦めるなんて私らしくない」と呼吸器を付けるつもりでいた。

でも、この事実を知ってからちょっと弱気の風が吹き始めた。

そんな時偶然見つけたのが「自分の声を録音しておいて、その声を使って合成した音声で入力した文字を読み上げる」というソフト。

サンプルの音声を聞いたら、普通に喋っているのとほとんど変わらない。

「すごいっ!これしかない!!」と、一気にまた強気の風が吹き始めた。

値段がかなり高かったので躊躇していた私に、「息子の為にもなるから・・・。」と主人が背中を押してくれた。

有難いことに親友からのカンパ、両親からの援助も届いた。

「やっぱり私,生きていかなくちゃ・・・。」

すぐにその会社の人に連絡を取り「話せる内に、少しでも早くお願いします。」と無理を言って、先週ようやく録音が終了。

心の底からホッとした私がいた。




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takekos1

Author:takekos1
はじめまして、takekos1(タケコ)です。
四年前までフリーランス・インテリアコーディネーターとして仕事をし、小学校3年生の男の子の母親で、育児&家事に追われる普通の42歳の主婦でした。
突然のALS発病で大好きだった仕事を失くしたけど、どんな時でも笑顔だけは忘れず残された日々を楽しみながら生きていたら、突然進行が止まりました。
そして、今新たな幸せな人生を歩み始めています。
難病だって身体が動かなくなったって、生きていればきっと幸せは見つけられるって信じてます。
病気についての詳しいことは、下記のブログで書いています。
http://plaza.rakuten.co.jp/takekos1/

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